カモシカ調査が終了しました。

年が明けてから、テストやレポートに追われていたら、2月も下旬になってしまいました。成績を見て、絶叫するメンバーもわずかに…

 

今週は、毎年実施している、大学の演習林でのカモシカ調査が行われました。ついに、宿舎への宿泊が解禁されました。実に…何年振りでしたっけ?カモシカ調査で宿泊ありの頃を知るメンバーは一部の院生だけになっていたので、ノウハウの伝承という意味では間一髪でした。何人かの他大の学生にも参加してもらいました。

この調査は、予備調査と本調査に分けて行われます。予備調査は本調査とは幾日か間隔を空けているので、カモシカ調査全体のスタートは数週間前に遡ります。集中講義やら卒論発表やらで来れないメンバーが多かったものの、代表と調査隊長は予備調査からほぼ皆勤。お疲れさまでした。

さて、今年のカモシカ調査は、過去の調査とは決定的に異なる部分がありました。それは、

 

雪がないこと。

 

去年の調査ではかんじきも使ったし、一昨年(本調査は中止)には演習林内に仕掛けたカメラの回収がとても大変だったのですが、今年はごく一部の場所の除いて積雪がありませんでした。そのため、地形を読むことはやりやすくなり、移動も楽にはなったものの、ひたすら藪漕ぎをしました。最大のデメリットは、足跡を判別できないことでしょうか。新鮮な足跡を見つけて追跡することができないのは我々にとってダメージでした。食痕や角研ぎ後、糞塊もいい痕跡だけど、どこかで足跡を追跡したい気持ちがあるのです。

…来年は、少しは雪が欲しいなあ…