クマ展を実施しました。

10月14日、イオンモール盛岡にて「岩手で暮らすヒトとクマ クマ展」が開催されました。

このイベントは、岩手県との合同であり、10月・11月に実施されている岩手県の「秋のクマ被害防止キャンペーン」の一環でもあります。

今回は、クマの生態はもちろん、クマによる人身被害の実態を知ってもらうことに焦点を置き、発生事例や統計データを数多く盛り込んだポスターを展示しました。岩手県では、現時点で過去最多の人身被害が発生していますが、岩手県でクマによる人身被害が多いのは今年に限ったことではなく、毎年のように2桁の被害数となっています。他県でも、数年に一度は人身被害が2桁に乗ることはありますが、継続的に被害が続くのは全国でも岩手県だけと言っていいでしょう。そんな地に住む私たちだからこそ、ヒトとクマの共生のために何ができるのかを考えていく必要があると思います。

準備段階では、どのくらいの人が来てくれるのか、解説をうまくできるのか等、たくさん不安がありました。ですが、非常に多くの方々に来ていただき、時には質問していただいたり、意見を交わす場面もありました。市民の方々の実際の声を聞くことができたのは、このようなイベントだからこその貴重なものでありました。その中で、ご意見やご要望もいただきましたので、そちらについては今後まとめたうえで話し合いたいと思います。

ご来場いただいた方、本当にありがとうございました。